お白湯は魔法の飲み物

目次

毎日のお白湯で健康に

ティーポット

白湯はまるで魔法の飲みものです。白湯って何?と聞かれ、一言で言うなら、「ただのお湯」。特別なものでも何でもない。 しかし、沸かし方にはちょっとしたコツがあります。飲み方にもルールがあります。

これらのコツやルールを守ると、まるで魔法のように、心と体に抜群の効果をもたらすんです。私がそのことを知人から聞いたのは、今から半年くらい前。
「そんなぁ、お湯飲むだけで、変わるかいな?」と、お思いの、そこのアナタ!!まずは騙されたと思ってやってみて!!!!

だって私も初めは半信半疑でしたから。でもそれが、数日飲み続けてみると、「何だか体の調子がいいな」と思うようになりました。そこから本を買ったり、ネットで調べたりしながら、「白湯」について知見を深めていきました。今回それをシェアできればと思います。

白湯を飲むだけで、間食をしなくなりスッキリとやせたり、便秘がよくなったり、ニキビが消えたりした人もいるようです。期待をもって、読み進めてください。

体内を洗い出し、消化力を高める白湯

手洗い

私は、自湯を毎日飲んでいます。朝起きて、まずは1杯。昼食や夕食をとりながら1杯。そして施術の合間にもこまめに口に含んでいます。 一日中、“お白湯づくし”というわけです。
白湯は、からだの中の毒出し(=解毒)をしてくれます。それは白湯によって腸の中が洗われる、ということです。

たとえば、手を洗うときにコーヒーで洗う人っていませんよね。朝、シャワーを浴びるときに、 紅茶で浴びる人もいません。
つまり、からだを洗うとき、何か「成分」の入ったものではなく、純粋なお水やお湯を利用します。あたたかなお湯で手やからだを洗うと、 とてもきれいになるし、気持ちがよいものです。

からだの中も同じなのです。つまり、白湯を飲むと、内臓を掃除することができるというわけ。内臓に白湯という液体が流れ込むことによって、汚れを洗い流してくれるのです。

胃が元気

もうひとつ、大切な要素があります。それは、白湯のもつ熱の力。温かいお湯が体内に入ると、その熱の効果で、胃や小腸、十二指腸の働きが高まります。 その結果、消化力が段違いにアップします。

わたしたちが食事をすると、食べたものは食道から胃に入って、十二指腸、小腸と消化されていきます。つぎに、その栄養素が小腸の壁から吸収されていきます。
このときに、胃や十二指腸、小腸の働きが不充分だと、栄養素は未消化な状態のままからだに吸収されてしまいます。

この未消化物は、実は「毒素」なんです。この毒素が増えたり、体質の乱れと重なると、病気の原因となります。
まさか、そんなことが体内で起こっているとは…。知るよしもありませんでした。なるべく毒素はつくりたくないですね。

ですから、胃腸の消化力が充分にある人というのは、からだ全体があたたかくて、食べたものが適切に代謝されています。 つまり、血液中を流れている栄養素がキチンと代謝されて、効率よく滞りなく、エネルギーに変換されているのです。

現代人は冷えすぎている

アイスティー

カフェやレストランへ行くと、なんの疑いもなく、注文前に氷入りの水を出すのが出てきますね。サービスがいいということなんですけどね。
またみなさん、クーラーのきいた夏でも真冬でもかまわずに、氷をどっさり入れたアイスコーヒーやアイスティーをガブガブ飲んでいます。

夜になれば、居酒屋では真冬でもキンキンに冷やしたビールを注文する人がいます。
ちなみに、ヨーロッパの人もビールをよく飲みますが、 日本人のようにキンキンに冷やしたりはしないようです。たいていは常温で生ぬるいまま飲んでいます。
逆に、日本人が生ぬるいままビールを飲むなんてこと、まずありませんよね。

私も決して、エラそうなことを言える立場ではありません。今でこそ気をつけ始めていますが、以前は家に帰れば、コップに氷を入れて乾杯‼ なんてことはしょっちゅうでしたから。おいしいですからねぇ〜。
ただ、このように当たり前のように冷たいものを摂っていると、体は悲鳴をあげているのです。

冷え性

たいものを飲み続けると、どうなると思いますか?当たり前のことですが、からだが冷えてしまうのです。この冷えが、美容にも健康にも、驚くほど弊害を及ぼしているのです。
からだから熱が奪われた状態は、肩こりや頭痛、腰痛を引きおこします。また、膀胱炎や頻尿、不眠などの原因にもなり、その状態が続くともっと重い病気になる可能性だってあるのです。

女性は特に下腹部が冷えやすく、それにより婦人科系器官の不調を引き起こします。月経の周期が乱れたり、生理痛が重くなる人がとても多いです。
また、冷えることで関節が痛くなる女性も多く、ひどくなるとリウマチになる場合もあります。もちろん、からだが冷えていると代謝が落ちてやせづらくなりますから、 冷えはダイエットの大敵です。

さあ、お白湯をつくってみよう

お白湯を作ろう

「完全な白湯」のつくり方

  1. やかんに水を入れ、強火にかけます。
  2. 沸騰したらふたをとり、湯気が上がるようにします。大きな泡がブクブク立っているくらいの火加減にします。
  3. そのまま10~15分間、沸かし続けます。
  4. 沸いた白湯を飲める程度に冷まして、すするようにして飲みます。残りは保温ポットに入れておくのがおすすめです。

気軽に楽しく、お白湯生活を

お白湯生活

白湯の飲み方

  • すするように、ゆっくり飲む
    「飲む」というよりは、「すする」というようなイメージで飲みましょう。 一度にガブガブと飲むのではなく、少しずつすするように飲みます。一度に大量の水分をとると、からだに負担をかけることになります。

  • 朝起きて一番に飲む
    150㎖程度(コップ1杯)を5~10分かけて、ゆっくり飲みます。 胃腸をあたためて、全体の代謝を上げていきます。また、白湯が老廃物を押し流し、腸の中をきれいにします。排泄を促す効果もあります。
     
  • 食事中に飲む
    朝昼夕とも食事をしながら、1日3回150cc程度を少しずつ飲みます。ひと口食べてはひと口すすり をくり返します。消化を助ける効果があります。
     
  • からだが重い人は、食間にも飲む
    食事と食事との間に、20~30分おきにひと口ふた口と少しずつすすります。胃や腸をあたためて、消化力を上げる働きがあります。体調がよくなってきたら、朝の1杯と食事中に少しずつ飲むだけで充分です。
     
  • 量は1日700〜800mlに
    1カ月以上にわたって定期的に白湯を飲む場合、1日の量はコップ 5~6杯(700~800m)に。それ以上飲むと逆に体内に必要な成分まで流れ出てしまうことになり、健康を損なうおそれがありますので、気をつけてください。
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